2015年8月26日水曜日

very very thanks!

やっといろいろな後精算やら片付けやらお礼の連絡やらが一段落つき、
自分の中でのONE Music Camp 2015が終わろうとしています。

改めまして、ONE Music Camp 2015に来てくださったお客さん、アーティストの皆さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました!皆さんのおかげで、今年も最高のフェスになりました。

今年は主催のメンバーが少し変わって、前のメンバーが残していってくれた遺産を引き継いでの開催になりました。
だからいろいろ新しいことにも挑戦したくて、映画上映やアウトドアステージ『BACK TO THE NATURE』をやろうと決めてスタートしたんですが、想像以上に大変で。

BACK TO THE NATUREは最初やろうとしてた場所が消防署の指導もあってNGになったり、映画上映はとにかく資金がない中どうやって機材を揃えるかに四苦八苦したり。前日いざ投影してみたらスクリーン(ていうか白いビニールシート)がぐにゃぐにゃで映画の出演者の顔がホラーになったり、、、

2つのステージのブッキングや警備計画と並行してこんなことをやってたもんだから、「もうやらなくてよくね?」っていう自分が出てきそうになって。それを蹴り飛ばしてやるって決めたらとにかくやるんだよ!しかも自分が客として来ても楽しめるクオリティのものを!って自分(や仲間)を叱りつけてやってましたよね。

そんな中、仲間たちが仕事で疲れた後の時間を削りまくって(メンバーの1人なんか転職活動しながら)業者への手配してくれたり、警察への挨拶に行ってくれたり、徹夜しまくってwebデザインしてくれたり。
BACK TO THE NATUREをやってくれた仲間のリッキーくんになんか、「とにかく君に任せるから」としかほとんど何も言ってないのにすごくいい空間を作ってくれて。ほんとに助けられました。

あと当日のボランティアのみんな。やっぱ俺なんかも普段会社で働いてるからさ、基本原理が給料もらって何かする、なんだけどこの人たちは損得抜きで朝から深夜まで重いもん運んだり走り回ってくれて。ただの手伝い、ってレベルをこえてるからね、ONEでやることの量や時間ってw 
でも誰も文句いうどころか、最後の後片付けまで率先して頑張ってくれてたよ。音響業者の皆さんやセカンドステージWONDER HIVEのマネージャーやってくれた荒木さんも、自分たちにできる限りを尽くしてくれて。

とにかくみんながあの空間を最高のものにしようって、とんでもないエネルギーを出してくれたんですよね。その事実に、当日は感動しっぱなしだった。

映画『SAVE THE CLUB NOON』のこと。
これはね、俺たちも大好きな梅田のNOONで打ち合わせしてたときに、仲間の大川さんがそういやここ(NOON)のドキュメンタリー映画あるから、上映してみたら?っていってNOONのスタッフさんを通じて製作委員会の佐伯さんって人を紹介してくれて。普通映画上映って製作者とか配給会社とか著作権とかいろいろあって、結構お金かかるんですよね。ところがこの佐伯さんって人がこの映画の趣旨は多くの人にこういう事があるってことを知ってもらうことだって感じで、無償で上映を許可してくれたんですよ。マジでリスペクトするよね、こういう姿勢って。

ただ、映画上映ってたまにフェスでやってるけどあんまり盛り上がってる印象がなかったからどうなるのかなあ、椅子とかもあんまりないし、って不安があったんだけど、いざ上映前になったらお客さんが椅子自分でもって集まって来てくれてて。

ほんとあそび方をよく分かってるっていうか、いいお客さんに恵まれて、すごくそれも嬉しかった。そんで上映したら室内とは全然違う、すごいいい空気になって。映画の力とお客さんのいい感じのグルーヴがあったんですよね。やってよかったな、って思ったよ。

あとWONDER HIVEのバックの壁画を描いてくれたSOTAくん。
彼もNOONのスタッフさんなんだけど、めちゃくちゃいい人で。あの壁画みんな見た?みたよね?俺はすごいエネルギーを感じたよ。普段はもっとクールな感じの絵を書いてるんだけど、ONEのコンセプトとかを伝えて理解してくれて、今回WONDER HIVEの照明はたった2つしかなかったんだけど、後ろの絵が複雑なカラーをもってるから照明みたいな効果があって。あの三田のあたりは鹿も住んでて、偶然にも前日準備のときにスタッフが2匹目撃してて。そこで持ってきたあの絵に鹿が描いてあったから驚いたよね。当日の朝SOTAくんとボランティアのスタッフが時間ない中一生懸命つけてくれた。あと彼はライヴペイントもplec0stm[プレコソトム]ってユニットでやってくれてて、これも素晴らしかった。完成した絵をスタッフが超気にいったから、プレゼントしたら凄い喜んでたよ。

そうだ、夜にメインステージのSTAR FIELDで楽しんでくれてたみんな、マイクで注意したりしてごめんね。
実は去年もちょっと人が多くて危なかったから、今年は柵を設けたほうがいいんじゃないか、っていう意見を出してくれたスタッフがいて。正直、みんなの安全を守る責任を考えたらそれは正しいことだと思ったんだけど、俺はそれ絶対嫌だって言っちゃったんだ。俺たちのフェスは「みんなであそぶフェス」なのに、柵なんかつけたらお客さんとアーティストがはっきり別れちゃって、自由さがなくなるって。じゃあせめてステージに登ったりしちゃダメだよって絵をつけようよってなって、それ付けたんだけど。

これは俺たちが考えつづけなきゃいけない課題だよね。俺たちはお客さんが自由に楽しみたいって気持ちを、どこまで尊重できるか。どんな伝え方をしたら自由と責任っていうのを、自然な形で理解してもらえるか。方法はいろいろあるだろうけど、
要するに本気でリスペクトし合えるかってことだと思う。本当に危ないって判断したら、柵はつけるかもしれないけど、本気でリスペクトしあってたら、同じ空間を良くしようって気持ちは共有できると思うよ。

でもね、あのときneco眠るのステージに上がって事故が起こらないようスタンバってたんだけど、
お客さんがみんな我を忘れるくらい楽しんでくれてるのがよーく見えてさ、それはめちゃくちゃ嬉しかったんだよ。自分の大好きなアーティストが素晴らしい演奏をしてて、それでお客さんが喜んでくれてて。neco眠るって、みんなも知ってのとおり超楽しいグルーヴをもっているんだけど、間近で聴いてたら凄く繊細な音を出してたよ。

そんな感じでとにかく1日の間にめまぐるしく色んなことが起こって、でもお客さんはみんなキラキラ笑ってて、自由に楽しんでくれてた。ドラム缶風呂も入る人いるかなあとか言ってたらみんなガンガン入ってたしww あとでお客さんのインスタの写真とか見てたら、テントとか料理とかプールとかアスレチックとか、それぞれあそび方を色々工夫してて。
あの自由すぎる空気はお客さんが作ったものだし、みんなが自分の責任をもってあそんでた結果だと、心から思うよ。

アーティストの素晴らしい演奏にかんしては、いうことはないよ。あそこにいた人にしか、きっと分からないと思うし。最後のLITTLE BITCHが機材トラブルをものともせず、最高の瞬間を作ってくれたこととかも。ミッシェルのジェニーのとき、マジでテンション上がったなあ!

そうだ、最後に今年は朝にふるまい豚汁を出したんだよね。
これはまあ、みんなへの感謝ってのもあるんだけど、それ以上になんかやりたかったんだよね。面白いじゃないですか?朝に無料で豚汁出すフェスって笑
自然の中で過ごす朝ってすごくお腹すくしさ、絶対に朝豚汁食べたらウマいってもうその味とかみんなが食べてる絵が浮かんで、やらずにはいれなかったんです。結局俺食えなかったけど、こんな俺たちの気持ちを汲んで一生懸命作ってくれたあきのりくんにマジで感謝するよ。
(限定100杯だったから、食べれなかったひとごめんね。)

たった1日のことなんだけど、みんなからもの凄い影響を受けて、
もっともっと楽しい、素晴らしいフェスを目指していくよ。

みんな本当に、本当にありがとうございました!

ONE Music Camp
佐藤大地

写真はふるまい豚汁を作ってくれたみなさん。
photo by Kazuki Takahashi



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